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晩秋の久米島は台風17号の影響もあってとても乾いていた。多数の初記録を期待したハチ・ハエはまったくダメだった。しかし、爬虫類に関してはなかなか上出来の2日間であった。
クロイワトカゲモドキGoniurosaurus kuroiwaeの久米島亜種Goniurosaurus kuroiwae yamashinae、クメトカゲモドキまたはヤマシナトカゲモドキとも。5亜種の中でもいち早く分化した集団とされており、黄土色の光彩が特徴。
こちらは小さな個体。成体と比べて模様がはっきりとでている。
当初は熱心に探すつもりではなかったものの、夜の久米島の森に活動する彼らの不思議な魅力にとりつかれ、後日渡った沖縄本島でもトカゲモドキを探すほどのにわかトカゲモドキフリークになってしまった。