列車に乗り、宮崎昆虫調査会の岩崎さんに会いに宮崎市へ。ファミレスで簡単な挨拶を済ませた後、宮崎県総合博物館を案内していただく。地方の博物館とは思えないくらい素晴らしい展示内容。博物館の常設展示を見てここまで感激したのは何年振りだろうか。世界と日本のヤマドリの剥製がずらりと並べられた展示は圧巻であった。山科に一つしかない標本を譲ってもらったとのこと。そして剥製の出来がまた素晴らしい。日本でも一級の剥製師の方が作っていらっしゃるのだそうである。もちろん昆虫も岩崎さんが力を入れているとあって普通の博物館の常設展示ではありえない、世界のゼフィルスの標本や上野先生採集のメクラチビゴミムシ、ムカシゲンゴロウの標本までもが展示されていた。また、展示の方法もとても考え抜かれたもので、勉強になった。さらに、大淀川学習館にも立ち寄って、巨大なアカメの生体展示を見学したりした。

そして、帰りに再びファミレスでお話をうかがっていたところ、最後に大変重要な役割を仰せつかった。これが本当の宮崎訪問の目的。