今日は与那国島、夜の沢の生きもの特集

与那国島には河川が少ないですが、それでもこの程度の沢はいくつかあります。この沢に夜間、とある生き物を求めて入りました。

まずは日本では与那国特産種、トゲアシアメンボ。日本産アメンボの中の美麗種として「ゲッチョ昆虫記」に紹介されている。確かに腿節に目立つ乳褐色紋があり、腹部は黄色とアメンボの中ではかなりカラフル。大きさはオオアメンボほどと大型。♂♀得ることができて嬉しかった。薄暗い沢沿いの小さな水たまりに一個体ずつ棲んでいて、活発に泳ぐこともなくじっとしている変わった種類。

オオハシリグモ(ちょっと自信なし)。2011/12/28追記。ジークさんによるとイシガキアオグロハシリグモとのことです。ありがとうございます。大型のクモで大きさはアシダカクモほど。夜間、このように水面に足をつけて落ちてきた虫の振動を感知し、捕食する。これも初めて見るものだったので嬉しかった。写真がなかなかとれず、同行者に「クモごときに…」と言われたことを覚えている。


最初に書いた「目的の生きもの」はヨナグニアメイロウマというカマドウマのこと。これも無事に何とか一個体だけ採集することができた。非常に敏感なため、見つけて即座に捕まえてしまったので写真はナシ。