待ちに待った熊本遠征である。遠征期間が思いっきり盆休みに被ってしまい、出発前に車の確保などで問題が起きたが、無事に生研部長の車を借りることができて、無事に出発。心配していた渋滞もなく秘境五家荘に到着。いつ来てもすさまじい山奥さだ。道の駅で蕎麦を食べる。素朴な味。うまい。

この写真は道の駅とは関係なし。近くにモンキジガバチがたくさんいた。車道沿いに咲いているノリウツギやハギの花をチェックしていくが、ハキリバチやトガリハナバチの仲間が好調。ツチスガリも一つ採れたが、小さなオスなので何の種類なのかよくわからない。

吊り橋。コンクリートで出来ていたが、歩くと揺れる。恐ろしく怖い。次に民宿や民家のあるような場所に出たのでしばらく採集する。モンキジガバチやルリジガバチ、ソボ、ナミツチスガリが採れる。かなり蜂の個体数が多い。実はソボツチスガリを採ったのは初めて。


最後に見つけた場所がここ。橋の脇にあるノブドウがミズキに覆いかぶさっている場所で、ツチスガリやギングチバチが次から次に集まってくる。ホソギングチもかなり多い。そしてついに怪しげなツチスガリのメスを採る。こ、これはまさか…


この広がった頭盾の形、これぞクマモトチスガリではないだろうか!久々に手が震えた…

この他にも追加個体採集して日も暮れてきたので一旦八代市街地まで降りる(これだけでも一時間以上かかった)。その後昼ご飯を食べた五木村の道の駅にテントを張って寝ることに。