今朝はバイト先にて鹿児島の名物スポーツ、エクストリーム水遊びを行ってまいりました。今回はプロの試合でしたので、つまりお給金が発生しましたので、水仕事と言ってもいいでしょう。

エクストリーム水遊びとは、桜島の火山灰を水でひたすら流す競技で、鹿児島人には大変人気のあるスポーツです。鹿児島ではドカ灰が降った翌朝に、近所のおばちゃんやガソリンスタンドの店員さんが無心に競技を行っている様子を見ることが出来るでしょう。ダブルスやシングルスなどありますが今回はシングルスで競技に挑みました。

時折、今しがた灰を流した場所に灰だらけの車が通り、美しくなったアスファルト面にグレーの轍を付けていく様子にマゾヒスティックな快感を覚えながら朝から昼過ぎまで競技を行いました。
さらに困ったことに、地面に撒かれた水のきらめきに寄せられて、多くのトンボがときおりあらわれて僕の心に少しばかりの清涼感をもたらしました。シオカラトンボ、ウスバキトンボの他にチョウトンボが観察できました。しかし、困ったことにウスバキトンボは空中で産卵を始めてしまい、僕は数分後にはからからになってしまう偽りのオアシスに彼女らをとどめておくわけにもいかず、彼女らをホースの水で適宜追い払うことに多少時間を取られてしまいました。


ただ灰を流すといっても、奥が深く、戦術、戦略、戦技などに多くの技量とセンスが問われる奥の深い競技です。僕は佐賀出身で生粋の鹿児島人と比べて様々な面でまだまだ未熟ですが、今回の試合でまた多くの経験値が得られました。

皆様も鹿児島にいらっしゃった際にお時間が許せば、このエクストリーム水遊びを観戦したり、実際に競技を体験したりしてみては如何でしょうか。