午前十時前に柿添宅で起きる(起こされる)。箱崎に向かい、大学の生協(理農食堂)で昼食を摂る。メニューが少なく、しかも割り箸を使っていてちっともエコじゃない。生協食堂のクオリティー鹿児島大学の方に軍配が上がった。

一人寂しく絵を書いていると、関東在住の高校生、井戸川君が柿添君に連れられて丸山先生に会いに来た。先生大人気である。井戸川君はトゲアリの社会寄生について調べているのだそう。高校生でアリをやるなんてマニアックにもほどがある。僕みたいなミーハー虫屋には理解の難しい世界。井戸川君と柿添君、先生のお話を傍で聞いていたが、大変ためになった(とくにエロ本のくだり)。夕方になって、丸山先生の部屋からお暇する。絵の方は"上達"したのかしていないのかよくわからないが、きちんとした絵を書いたことがあるかないか、そのゼロとイチの差は限りなく大きい。また、卒論の課題についても真剣に考えなければならないと強く意識させられた。

夜は有本さん、柿添君、井戸川君で天神ソラリアの地下にある「一二味」という定食屋さんでご飯。偶然入ったお店だったけれど、内装も素敵で、値段もお手頃、かつ副菜が食べ放題と素晴らしいお店だった。バスセンターの地下にあるので、次回、鹿児島に帰るときにも立ち寄ろう。

バスに乗って午前0時ごろに鹿児島に帰着。鹿児島の街中にバスがさしかかると無性に安堵してしまい、自分が思った以上に鹿児島という土地に慣れ親しんでいることがわかって、複雑な気持ちになった。