実習二日目。午前はヤクスギランドを散策。雨が降り、屋久島らしい天気の中での見学だった。

昼食をセンターで摂った後はセンターの周りで植物の採集。そこで今回の屋久島行きの中で唯一の採集品であるヤクシマヒメスカシバと思われるスカシバを採集した。友人と一緒に歩いている際に採集したのだが、話をしている途中で突然網を振って採集したので大層驚かれた。フィールドでは人と話している時でさえも必ず周囲の状況にアンテナを立てているが、一般の人からしたら考えられないことなのだろう。

夜は今回の実習に同行しているハーバード大の先生の授業。英語で授業されたのだが、みんながよく理解していない様子にがっかりしていた。マラカンガ(オオバギ)とシリアゲアリの話は面白かった。今は森林生態学を研究しているらしいが、以前はマラカンガの分類を研究していたのだそう。